2013年02月01日

【社保】臨時休業期間中に基本給など見直した場合月変できる?

今回は、社会保険の「随時改定」のお話。

基本給や各種手当等いわゆる固定的賃金に変更が生じて、標準報酬月額に2等級以上の変動が出た場合、

「随時改定」(いわゆる「月変」)

を実施して社会保険料の変更をする実務があります。

ここで、臨時休業(一時帰休)を実施して休業手当を受けている期間中に基本給を見直し、結果、標準報酬月額に2等級以上の変動が出たとき、この随時改定はできるでしょうか。

例えば、

基本給200,000円の従業員がいます。
最近不景気で仕事が減ってきたため臨時休業を実施しなければならなくなりました。
1月から3月まで臨時休業を実施して休業手当を支払いながらなんとかしのいできましたが、いよいよ基本給の見直しをすることに。
従業員からも了承を得て、4月から基本給を150,000円にすることにしました。
その後も6月まで臨時休業を実施。
基本給を見直しした4月5月6月の平均をとったら、標準報酬月額が2等級以上下がっておりました。

この場合、月変処理できるかということです。

答えは、「No」です。

これは年金機構のホームページで疑義照会回答としてあげられております。

http://www.nenkin.go.jp/n/data/free1/0000000132_0000008389.pdf

の29ページですね。

でもまだまだ不景気なこの昨今、こういったケースは結構あり得ると思います。

不景気で臨時休業しながら基本給を見直ししたら、結果月変できない(保険料は高いまま)なんていうことになってしまいますので、気をつけねばなりません。

ちなみに上記のケースでは、

・休業手当を支給開始した1月から連続して3月まで臨時休業をしてた場合、2等級以上変動していたら月変できます。
(逆に臨時休業が解消して3ヶ月連続した場合も見直しをしなければなりませんが)

また、

・基本給を見直しした4月以降、1ヶ月でも休業手当を支給していない月があれば、その月を起算にして3ヶ月みて2等級以上変動してても月変できます。

例えば、上記の例では7月に臨時休業実施せず、また8月、9月と臨時休業を実施した場合、この7月を起算に月変になるかどうかをみることができる、ということです。

様々なケースがありますので、事前に相談した方がいいですね。

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posted by kikuchi at 23:59| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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